Hajime Ichijo 01CLASS

セロトニンが導く「心とからだが満たされる幸福感」──01CLASSが考えるフェムケアの視点

01CLASS
2025.10.31

セロトニンって、実は“恋愛ホルモン”でもある?

最近、「フェムケア」「フェムテック」といった言葉を耳にする機会が増えました。
女性達が自分のからだや性を大切にする動きが、少しずつ社会の中で広がっています。
その中でも注目されている一つが、心と体の幸福感をつくる神経伝達物質である「セロトニン」です。


セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスをやわらげ、気持ちを安定させる働きをします。
そして実は、セロトニンは女性のセクシュアル・ウェルビーイング(性を含む心身の健康)にも深く関わっているのです。


恋愛中や、信頼できるパートナーとの触れ合いのあとに感じる「安心感」や「心の満足感」は、セロトニンがしっかり働いている証。
つまり、幸福感のあるセックスには、このホルモンの存在が欠かせません。



セロトニンが不足するとどうなる?

セロトニンが不足すると、次のような不調が起こりやすくなります。

  • 気分の浮き沈みが激しくなる
  • 眠りが浅くなる
  • 肌荒れや冷えが気になる
  • 性的な満足感が下がる


これは、セロトニンが「メラトニン(睡眠ホルモン)」の材料でもあるため。
セロトニンが足りないと、自律神経が乱れやすくなり、女性ホルモンのバランスにも影響してしまうのです。

結果として、心と体のリズムがズレやすくなり、これがフェムバランスの乱れにつながります。



セロトニンを増やす3つのフェムケア習慣


① 太陽の光を浴びる

朝起きたら、まずカーテンを開けて太陽の光を浴びてみましょう。
光が目に入ることで、脳内のセロトニンが活性化し、体内時計がリセットされます。
朝の光は夜に分泌されるメラトニン(睡眠ホルモン)を整える役割もあります。

光を浴びる習慣は、PMS(月経前症候群)や自律神経の乱れにも良い影響を与えます。
朝のウォーキングを“セルフケアタイム”にしてみるのもおすすめです。



② 腹式呼吸でストレスを整える

お腹をふくらませながらゆっくり息を吸い、細く長く吐く──これが腹式呼吸です。
深い呼吸を意識することで、セロトニン神経が活性化し、心が落ち着いていきます。
仕事の合間や寝る前、1分間の呼吸リセットを習慣にしてみましょう。

腹式呼吸はセックスにおけるオーガズムで重要な働きをする骨盤底筋(こつばんていきん)を自然に刺激し、フェムゾーン(デリケートゾーン)の血流を整えます。
フェムケアとしても理想的なエクササイズです。



③ よく噛んで、ゆっくり食べる

「噛むこと」も、実はセロトニンを増やす行為のひとつです。
咀嚼(そしゃく)によって脳が刺激され、セロトニン神経が目覚めます。
よく噛んで食べることで、消化がよくなり、満腹感や心の安定も得られます。

セロトニンは「トリプトファン」というアミノ酸と「ナイアシン(ビタミンB群の一種)」から作られます。
大豆、ナッツ、卵、バナナ、チーズなどを意識的にとると効果的です。



セロトニンが育てる“幸福感のあるセックス”



セロトニンは、快感を生むドーパミンをやさしく包み込み、“安心と幸福”を生み出すホルモン。
つまり、心が満たされるセックスには、このセロトニンも欠かせません。

パートナーとの信頼に基づいたスキンシップやコミュニケーションは、セロトニンの分泌を高め、
心身を自然にリラックスさせてくれます。

セックスを「義務」や「通過儀礼」としてではなく、
“自分の心と体に誠実になるケアの一環”として捉えることが、これからの新しい女性像かもしれません。

01CLASSでは、男性に向け、女性達がセックスに幸福感を得られるようにするためのカリキュラムを、技術提供の前に学ぶべき大切なステップとして発信しています。



今日から始める、セロトニンを育てる小さな習慣


  • 朝、太陽の光を3分浴びる
  • 1日1回、深呼吸を意識する
  • よく噛んで、ゆっくり食べる
  • 自分の“心地よさ”を最優先にする

セロトニンは、誰かに与えられる幸せではなく、自分でつくる幸福ホルモン
毎日の中で少しずつ、自分のからだと心を大切にしてあげること。
それこそが、フェムケアの本質であり、01CLASSが提案する“内側から輝く女性”への第一歩です。



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■記事監修 八幡ともき
01CLASS講師・医療系国家資格者
産後ケア・フェムケア整体を専門とし、大学での講師経験も。
大手予約サイトにて都内における女性利用者が最も多い整体院として6か月連続1位を記録

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