セロトニンとホルモン周期──01CLASSが考える「女性の幸福リズム」とフェムケアの関係
からだの波を知ることは、“自分を大切にする”第一歩
女性のからだは、ホルモンによって常に変化しています。
生理周期にあわせて、気分や肌の調子、性への意欲までゆるやかに波打つ。
それは決して不安定なのではなく、自然な「リズム」なのです。
01CLASSが提案するフェムケアの考え方では、
このリズムを理解し、自分のからだの声に耳を傾けることが「女性の幸福感」を高める第一歩。
その鍵となるのが、セロトニン(幸せホルモン)の働きです。
セロトニンと女性ホルモンの関係
セロトニンは、脳内で「安心」「安定」「幸福感」をもたらす神経伝達物質。
一方で、女性のホルモン周期をつかさどるのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つです。
実はこのエストロゲンが、セロトニンの働きを助けています。
つまり、エストロゲンが多く分泌される時期(排卵前後)は、
セロトニンの分泌も活発になり、気持ちが明るく、前向きになりやすいのです。
反対に、プロゲステロンが優位になる生理前の時期は、
セロトニンの分泌が低下し、気分の落ち込みやイライラ、食欲の変化などが起こりやすくなります。
これが、いわゆるPMS(月経前症候群)の背景にある生理的メカニズムです。
フェムケアの視点で見る、周期とセロトニンの整え方
◆ 月経期(デトックスの時期)
体と心が少し内向きになりやすい時期。
セロトニンが下がりやすいので、無理に動くよりも「休む勇気」を持ちましょう。
温かいハーブティーや、深呼吸の時間をとるだけでも、セロトニン神経をやさしく呼び起こすことができます。
👉ポイント
体を温める行為(入浴・腹巻き・温かい食事)は、血流を促し、セロトニン生成をサポートします。
◆ 卵胞期(前向きモード)
エストロゲンが増え、セロトニンも活性化。
この時期は気分が明るく、やる気や創造力が高まりやすいタイミングです。
自分磨きや新しいことへの挑戦にぴったり。
👉ポイント
朝の光を浴びて軽くウォーキングを。
太陽光がセロトニンの生成を促し、ホルモンのリズムを整えてくれます。
◆ 排卵期(ときめきモード)
エストロゲンがピークを迎えるこの時期は、心も体もオープンに。
セックスやスキンシップを通じて「幸福感ホルモン」が多く分泌されます。
セロトニン、ドーパミン、オキシトシン(愛情ホルモン)が共に働き、
心の満足感を高めてくれるのです。
👉ポイント
セックスを“快楽”だけでなく“自己理解の時間”と捉える。
どんな触れ方・関係性が自分に安心をもたらすのかを知ることが、私たちの考えるフェムケアです。
◆ 黄体期(心が揺らぎやすい時期)
プロゲステロンが優位になり、心や体が重く感じられる時期。
セロトニンが低下しやすく、ネガティブな感情が出てきやすいタイミングです。
💡整え方のヒント
・軽いストレッチや深呼吸で腹式呼吸を意識する
・ナッツやバナナ、チーズなどトリプトファンを含む食材をとる
・デジタルデトックスをして、心の余白を作る
01CLASSが提唱するフェムケアでは、この“ゆらぎ期”を「心のメンテナンス期」と位置づけています。
頑張りすぎず、自分に優しくあることで、セロトニンのリズムも穏やかに戻っていきます。
セロトニンが導く「周期に寄り添う生き方」
セロトニンは、単なる幸せホルモンではなく、
女性が自分自身の内側と調和するためのスイッチ。
ホルモン周期を“敵”にするのではなく、
“自分らしさを映し出すリズム”として受け入れること。
フェムケアの本質は、体の不調を治すことではなく、
「自分を知り、寄り添う力」を育てることにあります。
01CLASSが考える「女性の在り方」は、
誰かの理想に合わせるのではなく、“自分の心地よさ”を基準に生きること。
セロトニンとホルモン周期のリズムを味方につけて、
毎日を少しずつ、穏やかに、そしてしなやかに整えていきましょう。
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■記事監修 八幡ともき
01CLASS講師・医療系国家資格者
産後ケア・フェムケア整体を専門とし、大学での講師経験も。
大手予約サイトにて都内における女性利用者が最も多い整体院として6か月連続1位を記録
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