生理痛は仕方ないものではない。前編 ――― 01CLASSが考えるフェムケア
〜我慢の歴史をほどき、女性が体の声を取り戻すために〜
生理痛の辛い痛みにはちゃんとした理由がある
なぜ、生理の話は「我慢で終わってきたのか」
いきなりですが、これだけ科学も発達して情報も研究もされているのに
女性が毎月苦しんでいる生理痛が「当たり前」とされるのは、
もうそろそろ終わりにしてもいいのではないでしょうか。
生理痛を我慢する風潮。
これは日本では当たり前のようになっていますが、
男性が考える以上に、女性にとっては深く、深刻な闇があります。
これを理解するには、すこしだけ掘り下げていく必要があると思いますので、
少し一緒に深掘りしていきたいと思います。
「生理痛は本当に“我慢するもの”?」
この当たり前とされてきた風潮は、決して個人の体の問題ではなく、
社会の仕組みや歴史が作ってきたものだとも言えるのではないでしょうか。
医学的に見れば、生理痛は体からのサインです。
「あなたの体に何か起きているよ」と教えてくれている場合もあります。
でも、日本では長い間、
「痛みは体質のせい」
「つらさは人それぞれ」
と片づけられてきました。
情報が少なく、整理されていなかった社会の影響が大きいと言えるでしょう。
家庭で伝わってきた「我慢のルール」
昔は医者にすぐ相談できる環境は今よりも少なく、
女性の体のことは、母親や姉妹など身近な人から家庭内で
教わるしかありませんでした。
そして、その多くは経験談が中心なため、一概に当てはまらないこともあったり
科学的な根拠はほとんどありませんでした。
そのため、知らないうちに、こんな考えが刷り込まれてきました。
・生理はつらいもの
・女性は我慢するもの
もし今、あなたもそう思っていたとしたら、それは自然なことです。
なぜなら、社会の風潮から親世代が、無意識のうちに、
あなたにそう伝えてきたからこそだからです。
昭和・平成で固まった“対処法”
戦後、昭和の高度経済成長期以降、
女性も社会で働く機会が増えてきました。
しかし、体に合わせた制度や教育は追いつかず、
痛みへの対応はこうなりました。
・鎮痛薬でごまかす
・気合で我慢する
・根性で乗り切る
これらは一時的な対処でしかなく、根本的な解決にはなりません。
それでも、それ以外の方法しか知られていなかったのが現状です。
個人差があるからこそ、教えられなかった生理中の辛さ
生理のつらさは人によってかなり違います。
お腹が痛い
腰が痛い
背中が痛い
体、腰から下がだるい
メンタルに来る人
吐き気や痛み
痛みがひどく辛すぎて失神する
体が動かなくなってしまう
など様々です。
これはいわゆる、
PMS(Premenstural Syndrome/月経前症候群)
として知られています。
PMSの症状には
ホルモンの作用、
骨格、
筋肉、
神経、
生活リズムや環境、
偏った食事、
過去の無理な運動からくるケガまで
非脳にさまざまな要素が関わっています。
そのため、この問題に対し、
これさえやれば治るという解決策、一律の正解はありません。
この難しさのゆえに、長い間、
女性たちに付きまとう生理痛は「仕方ないこと」とされ、
我慢するものとして扱われてきてしまっているのです。
本や雑誌、テレビ、今なら、インターネットやSNSでも
情報は溢れています。
どこかに正解はありそうに感じても、
「自分に当てはまらない」
「(緩和策を)やってみたけど違った、変わらなかった」
と感じることも多いかもしれません。
それは生理痛がこれほど多くの要因によって
のように様々な原因によって起きているからです。
だからこそ、この生理中の辛さはあなたのせいではありません。
あなたは間違っていない
ここまで読んで少しでも
「そうだったんだ」と思ってもらえたなら、それで十分です。
つらさを感じるあなたの体は、間違っていません。
そして、このコラムでは、感覚論ではなく、
体の仕組みや構造から、
なぜ痛くなるのかを一つずつ解説していきます。
「ちゃんと知りたい」と思う気持ちは、正しい反応です。
この章のまとめ
・生理痛は個人のせいではない
・我慢は、社会や歴史が作ったもの
・痛みには必ず理由がある
・これからは「知ること」が第一歩
これを読んで安心できたなら、
次のコラムで、整理中女性の体の中で、
何が起きているのかを一緒に見ていきましょう。
後半へ続きます。
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■記事監修 八幡ともき
01CLASS講師・医療系国家資格者
産後ケア・フェムケア整体を専門とし、大学での講師経験もあり。講演、実演多数。日本はらおび協会の会長でもある。
大手予約サイトにて都内における女性利用者が最も多い整体院として6か月連続1位を記録(東京1位獲得実績経験あり)
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